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#92 #acl2020
summarized by : Tosho Hirasawa
概要
非自己回帰(NAR)モデルでは予測時に周辺の単語情報を使用できないため、単語の重複や消失(multi-modality 問題)が発生する。本研究では、NAR モデルの一部に自己回帰(AR)な仕組みを導入することで multi-modality 問題に対処した。
新規性
出力系列を複数のセグメントに分け、各セグメント内では AR に単語を予測する手法を提案した。全セグメントでの予測は並行して行われ、予測にはセグメント内のすでに予測した単語だけではなく、他セグメントで予測された単語も使用する。また、セグメントの削除を示す DEL を追加し、このトークンが出力されたセグメントは出力から削除する。
結果
ベースラインからの改善が見られた。また、セグメント数を2に設定した場合、ARモデル(27.17)とほぼ同等の性能(27.11 BLEU)を示した。また、他の NAR モデルと比べ、文長の長い文の訳出精度が向上した。
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