summarized by : taichi murayama
A Graph Auto-encoder Model of Derivational Morphology

概要

形態素の派生形(例:read,reader,readable)を推定するタスク (morphological wellformedness (MWF))に対して,二部グラフ情報を活用するモデルであるDerivational graph auto-encoderを提案. 文や意味情報と共にmental lexiconから構成されたグラフ情報を入力としたモデルを学習する.
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新規性

メンタルレキシコン情報を活用するために,入力として用いやすいグラフ情報に落とし込む点.グラフ情報に落とし込むことでMWFタスクにとって有用な情報の抽出が可能となっている.

結果

RedditのSubreddtを用いてMWFを行う実験をしたところ,提案モデルDerivational graph auto-encoderが,ベースラインの中で最高精度でありパラメータ数が提案モデルの10倍のLSTMを用いたCharacter-based Model が同程度の性能を達成. 更に,提案モデルから獲得できる入力データの潜在ベクトルを可視化してみたところ,他のモデルよりも同じ接頭辞を持つ語を同じグループとする結果がみられた.