#95
summarized by : Masanori YANO
Transfusion: A Novel SLAM Method Focused on Transparent Objects

どんな論文か?

RGB-Dカメラを使用したSLAMで、透明なオブジェクトを含むシーンの3次元構造を適切に再構成する手法。
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新規性

透明なオブジェクトのセグメンテーションと境界検出を並列に行うネットワーク構造で推論し、その結果の位置合わせとマスク調整を行うTC-ICPと、透明なオブジェクトの再構成を行うTO-Reconstructionから構成されるTransfusionシステムを提案した。

結果

ECCV 2020採択のTrans10Kデータセットで学習を行い、透明なオブジェクトを含む25個の動画データベースを作成してSLAMの評価を行い、従来手法を上回る結果。また、Trans10Kデータセットによるセグメンテーション単体の評価でも、同等以上の結果。

その他(なぜ通ったか?等)

透明なオブジェクトに焦点を当て、SLAMで必要となる一連の処理を検討したため通ったと考えられる。ただし、論文末尾のLimitationでも言及されているが、再構成を含む計算時間が約700ミリ秒のため、そのまま実際に使用することは難しいと思われる。