#602
summarized by : 角田良太朗
Burst Image Restoration and Enhancement

どんな論文か?

バースト撮影からの超解像、エンハンスメント、デノイズの3タスクに汎用的に使えるモデル構造の提案。従来手法はバースト画像に対してlate fusionを行うことで自然にmisalignmentの問題が解消されることを期待していたが、本論文では特徴抽出段階でalignすることを意識したモデル設計になっている。
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新規性

deformable convとglobal context attentionを用いた念入りな特徴抽出でノイズ削減とalignmentを暗黙的に要請。その特徴量たちをconcatしてconvを通すことによる情報交換、そして敢えてpixel shuffleを使わない特殊なupsamplingモジュールを設計。

結果

上記3タスクでSOTA性能を達成。また各提案モジュールの有効性をablationで実証。

その他(なぜ通ったか?等)

モデル以外での工夫点はなさそう。ロスは最終出力でL1ロスをかけているのみなので、提案モジュールが本当に意図通りの働きをしているか分からず非常にヒューリスティックな印象を受ける。ただpracticioner側としてはモデルもそこまで重くなく使いやすいかもしれない。 https://github.com/akshaydudhane16/BIPNet