#281
summarized by : Norikatsu Sumi
GenDR: A Generalized Differentiable Renderer

どんな論文か?

微分可能レンダリングに関する微分可能な関数について,より汎化的なものを探索した論文.多種多様なスムージング分布で比較して,様々なデータに対して適用し,広いスペクトル分布をカバーできる最も汎化的なものを特定した.
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新規性

(1)1242の異なるパターンで微分可能レンダリングを試して,ベンチマークした. (2)T-conorm(バイナリ化する関数:Maximum, Probabilistic, Einsteinなど),スムージング関数(Gauss, Logistic, Gumbel-Min, Gamma, Exponentialなど)の組み合わせで実装.

結果

Single-view reconstructionタスクで,24視点,100回の最適化という条件で,ShapeNetを用いて比較実験した結果, (1)Probabilistic T-conormと一様分布の組み合わせ(Neural 3D Mesh Rendererに近い)が,平均スコアで最も良い結果. (2)クラスごとに最も良い結果が異なり,最適な組み合わせはタスク依存.

その他(なぜ通ったか?等)

https://github.com/Felix-Petersen/gendr スタンダードに用いられているN3MR, SoftRas, DIB-R以外で,様々な微分可能関数を総合的に試した初めての論文.前記3手法を,いずれの組み合わせでも,精度が上回っており,まだ最適な微分可能レンダラーの関数がこれから見つかる可能性がある..