#205
summarized by : Masanori YANO
Point Cloud Pre-Training With Natural 3D Structures

どんな論文か?

点群の事前学習を、数式ドリブンで3次元のフラクタル図形を描いたデータセットを自動生成して行う手法。
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新規性

3次元の点群の物体検出で、パラメータ設定とアフィン変換により生成した3次元フラクタルの品質チェックとカテゴリ定義を行い、3次元空間に配置して事前学習の教師データとするPC-FractalDBを提案した。また、フラクタルのインスタンスの水増しを行うため、点群からランダムに選択して混ぜるFractalNoiseMixも提案している。

結果

バックボーンにPointNet++とSR-UNetを使用し、ScanNetV2とSUN RGB-Dのデータセットに対する事前学習の比較評価を行い、従来手法を上回る結果。個別のパラメータや条件に関する評価も行い、FractalNoiseMixにより精度が向上し、フラクタルを混ぜる割合は80%と20%が最も効果ある結果。

その他(なぜ通ったか?等)

検出性能の向上を明確に示したため通ったと考えられる。cvpaper.challengeが取り組むFDSLの点群バージョンで、プロジェクトページ( https://ryosuke-yamada.github.io/PointCloud-FractalDataBase/ )が公開されている。