#67
summarized by : Takaya Yamazoe
Grounding Human-To-Vehicle Advice for Self-Driving Vehicles

どんな論文か?

自動運転のキーとなる要素としてDNNモデルが挙げられるが、既存のDNNモデルは人間の行動を模倣するモデルであり、画像の意味を汲み取る能力に欠けている。この問題は訓練データにマッチしない状況に対して適応できないことを意味する。本研究では、この問題を解決するため、自然言語を用いた人間のアドバイスを入力に取り入れることで、モデルの状況適応能力の向上を目指す。
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新規性

人間のアドバイスを用いたエンドツーエンドの自動運転システムを構築したこと。著者らの調査の限りでは、リアルタイムの運転制御モデルに、自然言語によるアドバイスを取り入れたのは本研究が初である。 ホンダのアドバイスデータセット(HAD)を用いて訓練を行ったこと。

結果

アドバイスなしのモデルと制御パフォーマンスを比較したところ、優位性を示すことができた。また、与えるアドバイスの種類によっても比較したところ、「止まれ」などの結果を与えるアドバイスを与えたモデルはハンドル制御に優れ、「歩行者がいる」などの視覚情報のアドバイスを与えたモデルは速度制御に優れていることが分かった。

その他(なぜ通ったか?等)