#397
summarized by : Satoshi Inose
Deep Sky Modeling for Single Image Outdoor Lighting Estimation

どんな論文か?

ディープラーニングを用いたモデルや、空の状態をパラメータとして扱う手法は従来から存在する。しかし、パラメータの数が膨大で細かなチューニングが困難であったり、学習に反射率が既知の仮想物体を設置するなどの手間がかかったりしていた。また、ある特定の気象条件下(晴天や障害物無し等)での予測に限定されることが多かった。提案手法は1枚のHDR画像から手軽に高精度の予測が可能なモデルという点で評価されている。
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新規性

屋外の明るさを1枚のHDR画像から予測するモデルを提案。屋外の明るさを予測するには、太陽等の光源の状態や時間帯に左右されるという難しさがあり、従来手法においては真値よりも明るめに予測する(影の予測が難しい)傾向にあった。提案手法では、障害物や放射性歪曲などの暗所のパラメータをより重視して学習させることで、条件に左右されない柔軟な予測が可能なモデルを構築した。

結果

光源の状態を幅広く学習させるために、SUN360データセットをHDR加工したものと、Laval HDRデータセットの2種類を利用した。評価は、従来のSUN360データセット、および著者らが新規に撮影した1337枚のパノラマを利用した。従来手法と比較してRMSEが約1/10になり、39人のユーザに対する定性評価においても、従来手法と比較して2倍の支持を得た。

その他(なぜ通ったか?等)