#189
summarized by : Masanori YANO
Multitask AET With Orthogonal Tangent Regularity for Dark Object Detection

どんな論文か?

物体検出で、暗い環境でも検出可能とするため、低光量画像への変換を定式化し、変換前と変換後の画像から暗さに依存しない特徴表現を獲得する手法。
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新規性

通常の画像と画像変換による低光量画像を、共通の重みのエンコーダに入力し、劣化させたパラメータを推定するデコーダと物体検出を行うデコーダとのコサイン類似度を最小化するMAETを提案した。CVPR 2019採択のAETをマルチタスクに拡張したフレームワークとなっている。

結果

PASCAL VOCとCOCOのデータセット及び現実世界の画像のExDarkデータセットで、YOLOv3をベースとしてMAETを組み込んだ物体検出の評価を行い、従来手法を上回る結果。

その他(なぜ通ったか?等)

物理現象を踏まえた変換と暗い環境でも特徴抽出を可能とするフレームワークで高い検出性能を示したため通ったと考えられる。MMDetectionベースの実装( https://github.com/cuiziteng/ICCV_MAET )が公開されている。