#179
summarized by : Masanori YANO
Large Scale Multi-Illuminant (LSMI) Dataset for Developing White Balance Algorithm Under Mixed Illumination

どんな論文か?

複数の照明が混ざった画像に対するホワイトバランスのアルゴリズム検討のため、光源のオン・オフを切り替えて、大規模に撮影したデータセットに関する論文。
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新規性

自然光以外の光源のオン・オフを切り替えつつ、2,762種類の多彩なシーンで撮影したLSMIデータセットを構築した。カメラで撮影した複数条件のRAWフォーマット画像からホワイトバランスに必要な係数マップを求めて正解データとしている。

結果

照明の光源が1箇所から3箇所まで混ざった7,486枚の画像を取得した。LSMIデータセットによるホワイトバランスの手法の評価も行い、パッチベースの手法よりCNNベースの手法の方が良好な結果。CNNベースの手法は、従来手法のHDRnetとU-Net構造で評価し、まだ改良の余地が残されているとの主張。

その他(なぜ通ったか?等)

論文の構成がまとまっていて、手法の評価結果も見通しが明確であるため通ったと考えられる。プロジェクトページ( https://dykim.me/publication/lsmi/ )と、LSMIデータセットとU-Net構造のPyTorch実装( https://github.com/DY112/LSMI-dataset )が公開されている。