#147
summarized by : Naoya Chiba
ME-PCN: Point Completion Conditioned on Mask Emptiness

どんな論文か?

部分点群から全周点群を補完する手法の提案.計測された点群のどの部分が空であるか(補完が必要か)を明示的に考慮することで良好な再構成を目指す.与えられた深度画像から点群と光線を生成し,さらに近傍領域の光線(深度画像から点が得られない部分)もサンプリングすることで補完すべき点を推定できるようにする.
placeholder

新規性

全周点群推定において,点の存在しない部分も含めた光線のサンプリングを用いることで,欠損した部分もうまく点群を再構成する.光線・点群をそれぞれShared MLP+Max-Poolingでエンコードした特徴量を用いるエンコーダーから粗い点群を生成した後,光線をサンプリングし直して局所特徴量を用いたRefineを行う.

結果

ShapeNetのサブセットで評価し,既存手法と比較して概ね優れた再構成性能を達成した.Ablation Studyとして光線を使ったエンコードが優れること,近傍形状の特徴抽出として提案するエンコーダーが優れること,ノイズに対してロバストであることを確認した.

その他(なぜ通ったか?等)