#121
summarized by : Masanori YANO
SynFace: Face Recognition With Synthetic Data

どんな論文か?

合成データで学習させた顔認識モデルが合成データでは高い正解率でも、現実のデータに対して正解率が落ちることを示し、そのギャップを埋める手法を分析した論文。
placeholder

新規性

顔認識のための合成データの枠組みとしてSynFaceを提案し、合成データで学習させた顔認識モデルの正解率の向上にかかる分析結果を示した。

結果

CASIA-WebFaceデータセットで学習し、LFWデータセットとLFWの合成バージョンで評価を行い、CVPR 2020のDiscoFaceGANで提案されたIdentity Mixupが正解率の向上に寄与する結果。また、現実のデータも学習に使用すれば、それが少量であっても合成データとのMixupにより正解率を大きく向上させる結果。

その他(なぜ通ったか?等)

個別の手法は既知でも、順序立てて構成された論文で、わかりやすく分析結果を示しているため通ったと考えられる。