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#65
summarized by : Naoya Chiba
どんな論文か?
LiDARが完全な一周分のスキャンを終えることを待たずに点群をストリーミングデータとして扱うことで,低レイテンシ・低計算コストな物体検出手法を提案.PointPillarsとStarNetをベースライン手法とし,スキャンを時系列的なスライスに分割して処理/LSTMによるコンテキストの保持/NMSのスライス対応を行うことでストリーミング化できる.
新規性
既存の手法から大きく変更することなく,点群をストリーミングで扱うというアイデアだけで自動運転に適した性能(低レイテンシ・低計算コスト)になる.入力を単にストリーミングデータにするだけでは性能が低下することを確認した上で,提案する各構造を導入することで性能が回復(場合によっては既存手法より高スコア化)することを示した.
結果
Waymo Open Datasetで検証.提案法の各要素を一つづつ追加したときの性能向上を示し,低レイテンシでありながらベースライン手法と遜色ない物体検出が可能であることを示した.さらに大きなモデルを用いるとベースライン手法を超えた物体検出性能を達成した.
その他(なぜ通ったか?等)
LiDARの構造に着目したシンプルなアイデアで,低レイテンシ化という自動運転の文脈では重要な改善を行った.
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