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#587
summarized by : 志田遥飛
どんな論文か?
既存手法が抱える「点群セグメンテーションタスクにおける,シーン境界のセグメンテーション精度が低い」という問題をmlou @ boundary,B-loUを用いて明確に提示.また,点群セグメンテーションにおいて,境界領域に注視する手法CBLを提案.提案手法の導入による精度の向上などから,点群セグメンテーションにおけるシーン境界の重要性を示した.
新規性
それまでの点群セグメンテーション手法ではシーン境界を正確にセグメンテーションできず,小さなオブジェクト(歩行者,柱)の認識に大きく影響がでる可能性があった.著者らはその問題に着目し,シーン境界の認識に特化した手法を新たに提案.また,既存手法のシーン領域における精度の低さをB-loUなどの評価指標で明確に示した点で新規性がある.
結果
境界領域に特化したCBLを既存手法に適用することで精度が上がった.このことから点群セグメンテーションにおけるシーン境界の重要性を示した.また,4つのデータセット,3つのベースラインを用いてCBLの有効性を検証した.添付した画像では実験の一部結果を紹介する.
その他(なぜ通ったか?等)
【Github Link】
https://github.com/LiyaoTang/contrastBoundary.
【添付した画像について】
上:table3,S3DISでの性能比較
下:table4,reduced-8 benchmarkでの性能比較.評価指標はmloUとOA
【Limitation】
境界領域に注視しすぎている点.内部領域とシーン境界の関係性をさらに調査する必要あり.
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