#469
summarized by : 志田遥飛
Learning Where To Learn in Cross-View Self-Supervised Learning

どんな論文か?

著者らは優れた自己教師あり表現学習アルゴリズムは,タスク固有の事前分布に特化するのではなく,自発的に局所表現を学習すべきであると主張し,新しい学習手法LEWELを提案.提案手法は特徴量の空間情報を適応的に集約する新しいアプローチで,既存手法が抱える「特定の下流タスクからの事前情報に依存し,他のタスクに一般化できないことがある.」という課題を解決.検証の結果,複数の下流タスクで有効性が検証された.
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新規性

本論文では,新しい自己教師あり学習手法Leraning Where to Learn(LEWEL)を提案した点.LEWELは空間的な重み付けをした特徴量を集約することで,位置合わせされた埋め込みのスペクトルを得ることができる.「特定の下流タスクからの事前情報に依存し,他のタスクに一般化できないことがある.」「ランダムクロッピングオーグメントから悪影響を受ける】などの問題を改善した.

結果

MoCov2において1.6%/1.3%/0.5%/0.4%の改善. BYOLにおいて1.3%/1.3%/0.7%/0.6%の改善 ImageNetでの線形/半教師付き分類、Pascal VOCでのセマンティックセグメンテーション、物体検出において、それぞれ6%の精度改善を実現した。

その他(なぜ通ったか?等)

【添付した画像】 提案手法LEWELのOver view