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#422
summarized by : 角田良太朗
どんな論文か?
物体振動の周波数測定をrolling shutter cameraとglobal shutter cameraの組み合わせで行う新手法を提案。物体にレーザー光を当ててそれをビデオに撮影すると、物体表面の拡散によりfocus plane上にまだら模様が生じるが、物体が振動するとその模様がシフトする。これを観測して振動のモードと周波数を特定する。
新規性
ローリングシャッターカメラのreadoutの高速性を利用して高周波振動でも観測できるようにする。ただしreadoutは同時刻に画素列毎にしか行われないため、それを補い2次元どの方向でも振動を観測できるための補助としてグローバルシャッターカメラを併用する点が新規性。
結果
カメラ自体のfpsは低くとも、まだら模様のシフト方向に依存せず、幅広い周波数帯の特定が可能なことを実験で示している。
その他(なぜ通ったか?等)
1Dカメラで1方向だけの振動を取得する先行研究は存在するようだが、それを2次元に拡張するのにローリングシャッターを利用すること、またそれとグローバルシャッターとの関係式(論文中(9)式)を導出して、ローリングシャッターカメラの観測できていない時刻のシフト量を求める流れが巧妙。
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