#420
summarized by : 角田良太朗
Visual Vibration Tomography: Estimating Interior Material Properties From Monocular Video

どんな論文か?

共鳴振動するメッシュ既知の物体を写したビデオから物体のヤング率および密度をvoxelとして算出する。これの逆問題は固有値問題として解けることは知られており、本問題は逆に特定の固有振動を持つように剛性行列および密度行列を構成する。
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新規性

単眼ビデオで振動を観測するため一部のメッシュ頂点は観測できない。また観測できる頂点でも3Dから2Dへ射影しているため特定振動方向は観測できない。そこでこれらも未知変数に含めた上で、上記固有方程式をビデオの2D画像に射影して、正則化込みでこれをコスト関数としてiterativeに最適化する。

結果

合成データでの確認、および実データ(ドラム、立方体)に対して非破壊検査に適用できることを示している。

その他(なぜ通ったか?等)

DeepLearning不使用の数理最適化。単眼ビデオで非破壊検査を行う問題設定と、それを解き切る腕力がすごい。 http://imaging.cms.caltech.edu/vvt