- …
- …
#128
summarized by : Tatsuya Onishi
どんな論文か?
CGシミュレータを用いた合成画像データセットに対して,CGのパラメータごとに,性質の異なる複数の下流タスクへの転移学習の行いやすさ(Transferability)を求めた.
その上で,下流タスクのベクトル表現を用いてシミュレータの最適なパラメータを学習することで,それぞれの下流タスクに最適な合成画像を生成するTask2Simモデルを提案する.
新規性
様々な合成画像データセットに対してTransferabilityを求めた.
Task2Simでは,下流タスクのベクトル表現から物体の配置・光の向き・ぼかしの強さ・背景などのパラメータを学習し,Three-D-Worldプラットフォームで合成画像の生成を行う.生成画像で学習した分類器で下流タスクに取り組み,出た精度を報酬としてパラメータを調整している.
結果
全ての下流タスクで高い性能を出す万能な合成画像データセットは存在せず.
Task2Simを用いた実験では,下流タスクでFine-tuningを行うとImageNetと同等の精度に到達した.特に学習中に経験していない「unseen」な下流タスクでは,精度の平均はImageNetを上回った.
その他(なぜ通ったか?等)
https://samarth4149.github.io/projects/task2sim.html
Transferabilityについての調査がこれまで少なかったのが意外.今回操作したパラメータは8つだったが,下流タスクに合わせてパラメータを調整するというアイデアは様々な分野に応用が効きそう.
- …
- …