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#12
summarized by : Atsuki Osanai
どんな論文か?
数式のような複雑な構造を持つテキストの認識を行い,LaTeXの形式で出力することを目的とした研究.従来研究では子ノードが親ノードを元に推定されるという二分木の構造を採用していた.本研究では非終端記号を考慮することで,二分木に制限されないcomponentレベルでの表現を実現している.
新規性
・多様な構造(上・下付き文字など)の出現を表す非終端記号、位置関係、終端記号の認識を通した柔軟な数式表現を実現した点
・componentレベル(分数の分母・分子など)に分解される利点を生かしたSyntax-Aware Attention Moduleの提案
結果
CROHME2014, 2016, 2019でWAPやWAP-TDを上回る精度を達成
ベースラインであるDenseWAP-TDに対しては10%以上の改善
その他(なぜ通ったか?等)
・人間が築いてきた表現をNNでどう実現するか?という問題が実応用上ニーズが高まっているのかもしれない
・形式言語理論という分野の基礎知識が必要
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