#91
summarized by : Soma Nonaka
Reconstructing 3D Human Pose by Watching Humans in the Mirror

どんな論文か?

人物が鏡に写っている状況下での単眼人物姿勢推定.基本的に,単眼の姿勢推定は深度を推定することが難しく,また,occlusionがある場合に欠損部分を推定することが難しい.この論文では,人物とその人物の鏡に写った像の両方を利用することで上記の問題を回避している.また,人物が鏡に写ったシーンを集め,それに対して提案手法で疑似的にアノテーションしたデータセット(mirrored-human)を構築した.
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新規性

人物が鏡に写っている状況下で単眼の人物姿勢推定を行う初めての手法であること.このために鏡の対称性を利用した幾何的な制約を導出し,それによって最適化を行う枠組みを提案したこと.人物が鏡に写っているシーンを集めたデータセットを構築したこと.

結果

著者が作成した人物が鏡に写っているシーンの映像において,既存の単眼姿勢推定手法(SMPLify-X, SPIN)より高い精度を示した.また,mirrored-humanデータセットは,他の単眼視線モデルの訓練に利用することで精度向上に有用であることを示した.

その他(なぜ通ったか?等)

鏡が存在するという条件に問題を絞りながらも,鏡に関する詳細な情報(位置など)を必要としない制約条件を考案することによって,鏡が存在するシーン一般に適用できる手法になっているため. project pageへのリンク:https://zju3dv.github.io/Mirrored-Human/