#742
summarized by : Masanori YANO
UnrealPerson: An Adaptive Pipeline Towards Costless Person Re-Identification

どんな論文か?

複数のカメラに映った人物を識別する人物再同定(Person Re-Identification)のタスクで、3次元空間のシミュレーションによる合成データで学習させるためのフレームワーク。
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新規性

現実らしく見える人物のデータを作成し、Unreal Engine 4のシーン上で人物が歩行するシミュレーションを行うことで、アノテーション不要で合成データを生成するUnrealPersonを提案した。人物のテクスチャには、Clothing Co-parsingとDeepFashionのデータセットに含まれるテクスチャを使用している。

結果

ImageNet Pre-trainedのResNet-50をバックボーンとして使用し、Market-1501、DukeMTMC-reID及びMSMT17のデータセットで精度の比較を行い、従来手法を上回る結果。また、事前学習の教師データとして合成データを使用した場合もImageNetやMSMT17を上回る結果で、教師なし学習のドメイン適応においても合成データが既存データセットを上回る結果。

その他(なぜ通ったか?等)

合成データと公開データセットとの特性の違いを検討し、幅広い実験を通してUnrealPersonの合成データの優位性を示したため通ったと考えられる。ツールキットのPyTorch実装とデータセット( https://github.com/FlyHighest/UnrealPerson )が公開されている。