#496
summarized by : Ryo Takahashi
A Fourier-Based Framework for Domain Generalization

どんな論文か?

複数のドメインの情報を活用して未知のドメインに適応することを目的とするdomain generalizationにおいて,フーリエ変換を用いたdata augmentationにより頑健な特徴量学習を行わせた.フーリエ変換による位相情報が画像情報を保存していることに着目している.
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新規性

domain generalizationにおいてdata augmentationにより頑健な特徴表現を作るというアプローチはよくあるものだったが,フーリエ変換により操作可能なaugmentationで行ったのが新規性として評価されると考えられる.またdata augmentationだけでなく教師モデルを作ることによる明示的な制約も行い,特徴表現の改善を行なっている.

結果

PACS(写真ー絵画)とoffice-homeデータセット(撮影環境の異なる写真)においてSOTAを更新した.また本手法ではdata augmentationとco-teacher trainingの二つを組み合わせた手法提案となっているが,data augmentationのみやco-teacher trainingのみの場合についても検証し,全て組み合わせた時に最も精度がよくなっていた.

その他(なぜ通ったか?等)

domain generalizationのSOTAを更新しただけではなく,どのようなaugmentationが効いたのかやなぜそうなるのかについて考察がされていた(もともとフーリエ変換ベースのaugmentationだから考察がしやすい)のがよかったと感じた.