#484
summarized by : Kensho Hara
Learning Multi-Scale Photo Exposure Correction

どんな論文か?

露出オーバー/アンダーの写真を適正露出に修正する手法を提案.MIT-Adobe FiveKデータセットのRAW画像をAdobe Camera Raw SDKで露光量を変化させてRAW現像する形でデータセットを構築し,ラプラシアンピラミッドによるCoarse-to-Fineなネットワークを学習.露出アンダーの場合にSOTAに匹敵,露出オーバーの場合にSOTAを大きく改善.
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新規性

従来研究では露出アンダーの場合や一般的な写真改善に焦点を当てていたのに対して,露出オーバーにも対応した手法を提案.ラプラシアンミラミッドを用いてCoarse-to-Fineに露光を補正していくネットワーク構造を提案.学習・評価用のデータセットの構築.

結果

構築したデータセットで評価し,露出アンダーの場合にSOTAに匹敵,露出オーバーの場合にSOTAを大きく改善.

その他(なぜ通ったか?等)

マルチスケール (Coarse-to-Fine) が提案手法のポイントになっているものの,それに関するAblation Studyがないので,そこの有効性がわからない.また提案手法は露出オーバーにも焦点を当てているとは言うものの,集めたデータセットに露出オーバー/アンダーの両方をちゃんと入れているという形での対応で,手法的に工夫しているところはないように見える.