#428
summarized by : Shoma Iwai
Robust Reference-Based Super-Resolution via C2-Matching

どんな論文か?

参照画像を使った超解像手法に関する論文.参照画像と入力画像の類似度を計算し,類似度の高い部分の特徴を利用する.しかし,参照画像と入力画像には①スケールの違いや回転,②解像度の違いによる情報量の違いといったギャップがあり,単純な類似度計算ではうまくいかないことを指摘.これらのギャップに頑健なC2-Matchingを提案した.また,参照超解像の評価のための新しいデータセットWR-SRを作成した.
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新規性

- スケールの違いと回転への頑健性を向上させるために,距離学習を利用した学習法を提案 - 低解像度の入力画像と高解像度の参照画像の類似度計算は,解像度が違うため学習が難しい.そこで高解像度のGT画像と参照画像の類似度計算を別途行い,知識蒸留を行う方法を提案 - より現実的な状況を想定したテストデータセットであるWR-SRを提案

結果

- PSNR,SSIMによる評価ではほとんどのデータセットでSOTAを達成.今回提案したWR-SRデータセットでもSOTAを達成した - User Studyでも,既存手法に対して80%以上の支持を得た - 参照画像に回転や拡大・縮小といった変換を施した状況でも既存手法を上回り,頑健性の高さを確認した

その他(なぜ通ったか?等)

github: https://github.com/yumingj/C2-Matching