#377
summarized by : 平澤寅庄
Post-Hoc Uncertainty Calibration for Domain Drift Scenarios

どんな論文か?

評価データを用いた既存のcalibration手法は out-of-distribution (OOD) なデータに対して overconfident である問題に対して、ランダムなノイズを入れた評価データを使用すること提案している。 提案手法でcalibrationされたモデルはOODデータに対する推論で、Expected Calibration Error (ECE) を低下させた。
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新規性

本論文では、ランダムなノイズを入れた評価データを使用して Calibration を行うことこの問題に対応した。具体的には、D 次元の入力に対して、ランダムにサンプリングした方向と大きさ(分散)を使用し、ガウシアンにノイズを生成して付与している。

結果

提案手法は擬似的なOODデータ(CIFAR-10およびImagenet)と真のOODデータ(Objectnet)に対する推論のECEを低下させた。また、domain shift の種類・度合いに関わらず、一貫してECEを低下させることが示されている。

その他(なぜ通ったか?等)

疑似ノイズを入れるという簡単な方法で大幅にECEを低下させることができるため、幅広い応用が期待できる。