#317
summarized by : Masanori YANO
UPFlow: Upsampling Pyramid for Unsupervised Optical Flow Learning

どんな論文か?

オプティカルフローを教師なし学習で求めるタスクで、ピラミッド構造に含まれるアップサンプリングの結果がぼやけないようにする学習を可能とした手法。
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新規性

アップサンプリングに境界部分の補完のための学習を組み込んだSelf-guided Upsample Moduleと、高解像度の出力を基準にダウンサンプリングを行って計算するPyramid Distillation Lossを取り入れたUPFlowを提案した。

結果

MPI-Sintel、KITTI 2012及びKITTI 2015のデータセットで評価を行い、教師なし学習では最も精度が高い結果。教師あり学習の手法との比較でも、ECCV 2020 Best PaperのRAFTなどには及ばないが、従来手法の一部を上回る結果。

その他(なぜ通ったか?等)

アップサンプリングの処理に着目したネットワーク構造で、詳細な実験結果により有効性を示したことで通ったと考えられる。PyTorch実装( https://github.com/coolbeam/UPFlow_pytorch )が公開されている。