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#256
summarized by : Masanori YANO
どんな論文か?
高解像度のセマンティックセグメンテーションでは、GPUメモリの制約から画像を縮小するかパッチに分割して入力するが、前者は詳細部分の結果が失われ、後者は全体像を踏まえた結果が得られない。この問題に対処する、段階を踏んで精細な結果を得るための手法。
新規性
複数の倍率レベルでパッチに分割してセマンティックセグメンテーションを行い、一つ前の広い領域に対する疎な結果と、より小さな領域の詳細な結果を入力として、Residual Blockを含むネットワーク構造のRefinement Moduleで結果を洗練させるMagNetを提案した。
結果
Cityscapes、DeepGlobe及びGleasonのデータセットで評価を行い、GPUメモリ使用量を増やすことなく、CVPR 2020採択のPointRendやSegFixを上回る結果。MagNetを高速化したMagNet-Fastでも、mIoUにおいて従来手法を上回る結果。
その他(なぜ通ったか?等)
高解像度におけるGPUメモリの制約という実際的な課題に対処し、CVPR 2020採択の論文からの性能向上を示したため通ったと考えられる。PyTorch実装( https://github.com/VinAIResearch/MagNet )が公開されている。
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