#201
summarized by : Shoma Iwai
Practical Single-Image Super-Resolution Using Look-Up Table

どんな論文か?

Bi-cubicよりも高速かつ高性能な超解像手法を実現.受容野が非常に小さい(2~4)CNNを学習させ,その入出力ペアをLook-up Tableとして保持しておくことで,テスト時はテーブルを検索するだけで済む.スマートフォン上で実行しても100ms以下の測度で実行可能で,PSNRはBicubicを上回り,スパースコーディングベースの手法と同等程度の性能を持つ.
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新規性

- Look-up Tableを使用することで,DNNを使いつつも実用的な超解像手法SR-LUTを提案 - 受容野の小ささを補うために,カーネルを回転させて複数回実行し出力の平均を取るRotation Ensembleを提案 - スマートフォン等あらゆるデバイスで実行可能.ソフトウェア,ハードウェア問わず容易に実装できる.

結果

- Bicubicより高速かつ高性能.PSNRはスパースコーディングベースの手法と同程度で数十倍高速 - Rotation Ensembleによりアーティファクトを抑えることに成功し,PSNRも改善した - 主観評価では,DNNベースの手法よりはぼやけてしまうものの,Bicubicやスパースコーディングベースの手法よりは鮮鋭な画像を出力できた

その他(なぜ通ったか?等)

github: https://github.com/yhjo09/SR-LUT デモ用のアンドロイドアプリも開発してあり,実際に試せる模様