#945
summarized by : Teppei Kurita
Polarized Non-Line-of-Sight Imaging

どんな論文か?

偏光情報を用いることで、NLOSにおける光輸送行列の条件付けを緩和する。
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新規性

偏光板に対して光が斜めから入ると遮断軸が変化して、観測強度が変化することを利用している(2枚の偏光板を直交して配置しても光が漏れる)。これは遮断軸が入射光の方位角と天頂角に依存するため。

結果

部分的なオクルーダを含むパッシブなNLOSの手法を定性的・定量的(PSNR/SSIM/ZNCC)に改善できることを、シミュレーション・実験で確認。

その他(なぜ通ったか?等)

今までCVではあまり注目されていなかった偏光のリーク現象をNLOSの光輸送行列の最適化緩和に用いるという発想。 また実用面でも偏光素子を使用すると50%以上減光するのにも関わらず、偏光情報を使う事による利点がそれを上回ることを慎重に確認している。偏光板は回転させないでよく(正確には複数の偏光角度を取得しても良いがメリットが少ない)、カメラの前に偏光板を1枚設置すれば良い。