- …
- …
#808
summarized by : Hiroki Ohashi
どんな論文か?
画像のdeblurの問題の改善手法を提案。Deformable convとdilated convを利用することで、従来行われてきた計算量の多い複雑な処理を簡素化するとともに、optical flowを補助タスクのground truthとして用いることで、従来手法に比べてパラメータ数を抑えながら良い精度を達成。
新規性
blurが生じる過程をある種のカーネルの畳み込み演算とみなし、それの逆演算となる逆畳み込みをdeformable conv.によって近似するというアイデア、およびdeformable convにおける変異がblurのカーネルの近似とみなせ、それはoptical flowによって良く表現できると考えられるため、optical flowを教師として補助タスクを設計できるというアイデア。
結果
GOPROデータセットにおいて、従来手法よりも圧倒的に少ないパラメータ数で、高速かつ高精度にdeblurができることを確認した。
その他(なぜ通ったか?等)
blurの過程をうまくシンプルにモデリングし、軽量モデルでSoTAを達成、ablationで効果がしっかりと検証されているため。尚、良く同一の意味で用いられ(それ故名づけについて様々な議論がある)deconvolutionとtranspose convolutionは、本論文では別の意味で使われている。後者はCNN界隈で色んな呼び方をされる演算を、前者は文字通りconvの逆演算を指している。
- …
- …