#698
summarized by : Seitaro Shinagawa
Detail-recovery Image Deraining via Context Aggregation Networks

どんな論文か?

画像中の雨の除去を行うタスクにおいて、従来手法では雨の除去と詳細の復元は同じモデル内で同時に処理されてきたが、これを2つの別々のモジュールに分けることで性能を向上させるDRD-Netを提案した。
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新規性

従来の方法と異なり、雨の除去と詳細の復元の2つをそれぞれ別のモジュールに分けるDRD-Netを提案した。雨の除去はsqueeze-and-excitation (SE)、詳細の復元は異なるスケールのdilated convで構成されるstructure detail context aggregation block (SDCAB)で行う(両手法1つ1つは先行研究で提案されたもの)

結果

SyntheticなデータであるRain200L、Rain200H、Rain800データセットで評価した。評価指標はPSNRとSSIMを用いた。両指標で提案手法がほぼ最高の性能となった。realな雨画像に対してgoogle画像認識apiに通した実験では、提案手法が最もgoogle apiの雨ラベルに対するconfidenceが低い結果となり有効性を確認した。

その他(なぜ通ったか?等)

実験が網羅的でしっかりしているのが評価されたと思われる。結果も良い。