#571
summarized by : Asato Matsumoto
Towards Discriminability and Diversity: Batch Nuclear-Norm Maximization Under Label Insufficient Situations

どんな論文か?

クラス毎の画像枚数に偏りのあるデータでエントロピーを最小化するように学習すると、画像の少ないクラスの識別性能と多様性が低下する問題がある。本論文ではバッチを入力したモデルから得られる出力行列を分析し、出力のフロベニウスノルムとランクからモデルの識別性能と多様性を測定可能であることを論理的に証明した。またそのことを用いて、不均衡なデータセットの学習を向上させるBNMを提案した。

新規性

- モデルの識別性能と多様性との両方を測定する方法を提案した。行列のエントロピーが最小の時にフロベニウスノルムが上限値となる。ランクが最大の時に多様性が確保される。 - Batch Nuclear-norm Maximization(BNM)を提案した。目的関数に核ノルムを最大化する項を追加することで不均衡データでも多様性を確保する。ノルムが1以下の時、rankの凸包核ノルムになることを利用した。

結果

半教師あり学習、ドメイン適応、ドメイン推定のタスクで実験を行った。それぞれの実験でBNM単体、BNMとこれまでの手法との組み合わせによって高いパフォーマンスを確認した。

その他(なぜ通ったか?等)