- …
- …
#366
summarized by : Shoji Sonoyama
どんな論文か?
複数画像を入力とし、三次元形状を出力するMulti View Stereo(MSV)の問題設定。
メモリ・計算量の削減と高精度なDepth推定を両立するための手法を提案した論文。
階層的にDepth推定を行いながら、階層ごとに半動的にDepth推定範囲を決定するAdaptive Thin Volumeモジュールを提案した。
新規性
各階層にてDepth推定時に、その不確かさを同時に推定し、その結果を用いて次の階層のDepth推定範囲を決定する仕組みを提案したことにある。
Depth推定の不確かさを分散として捉え、その信頼区間が次のDepth推定範囲としているため、cost volumeを小さく緻密にでき、メモリ・計算量の削減と高精細なDepth推定を両立できる。
結果
DTUベンチマークを用いた評価にて、従来手法に比べメモリ・計算量を大幅に削減した上で精度を向上したことを示した。
また、非常に密な点群が再構成できている。実装が公開されている。https://github.com/touristCheng/UCSNet
その他(なぜ通ったか?等)
シンプルなアプローチで汎用性が高い。
- …
- …