#155
summarized by : kiyo
High-Resolution Daytime Translation Without Domain Labels

どんな論文か?

ドメインラベルなしでUnpairedなデータを用いた高解像度の画像変換を行うHiDTを提案した。基本的な考え方はMUNITに似ている。学習時に正規分布から抽出されたランダムなスタイルによる変換も合わせて行い、データから抽出されるスタイルの分布も正規分布に近づくよう制約をかけるという条件によりドメインのラベルを用いずとも変換方法を学習することができることを示した。
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新規性

・ドメインラベルなしでの画像ドメイン変換 ・UNet likeなskip connectionとAdaINの組み合わせ ・高解像度画像を一旦中間的な解像度の画像に分割→ドメイン変換→中間解像度から高解像度への変換という手順を踏むことで高解像度の画像変換を実現

結果

風景写真の時間帯についての変換を行っており、入力画像に別の画像のスタイルを適用することの他ランダムなスタイルの適用もできている。DPID、CIS、ISといった指標についてはドメイン情報を与えて学習したFUNITやDRITと遜色ない値となっている。

その他(なぜ通ったか?等)

ドメイン変換においてドメインラベルを必要としない手法の面白さと、汎用性の高そうな高解像度化手法が評価されたのではないかと思う。