#104
summarized by : Seitaro Shinagawa
Hierarchical Human Parsing With Typed Part-Relation Reasoning

どんな論文か?

人間の部位ごとのセグメンテーションを段階的に行う手法を提案。各部位の領域は階層ごとにグラフニューラルネットのノードとして表現される。message-passingはピクセルごとのattentionによる3つの操作で構成され、分割を行う上位から下位への操作(decomposition)、統合を行う下位から上位への操作(composition)、同位間の操作(dependency)で行われる。
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新規性

段階的なセグメンテーションにおいて、ノード間の関係性を明示的に特化した3つのモジュールに分けた点。ノード間の階層ごと・階層間の双方向の関係性を考慮した点。一般的なmessage-passingの操作をconvolutionで実現し、空間の情報をより保持できるようにした点

結果

5つのデータセット(LIP、PASCAL-Person-Part 、ATR、PPSS、Fashion Clothing)で検証。定量評価ではmIoUやpixel accuracy、 F1 scoreなどデータセットごとに使われる指標を用いて評価し、提案手法がほぼ全ての項目で既存手法を上回った。事例分析による定性評価では、提案手法が背景の影響を受けにくく、遮蔽物に強いことが示唆されている。

その他(なぜ通ったか?等)

様々なデータセットで既存手法と網羅的に比較している点、Ablation studyをきちんと行っている点が評価されて通ったのだと思われる。