#806
summarized by : rindybell
Foreground-Aware Image Inpainting

どんな論文か?

欠損部の周辺情報を用いた画像修復法は、欠損部が前景と背景を横断しているようなとき、十分な周辺情報を得られず失敗することがある。GANベースの補完方法においても、前景と背景部分を明示的に理解することが困難である。 本論文では、はじめに画像の前景部の輪郭を抽出し、画像を補完する方法を提案する。
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新規性

3コンポーネントによる組合せが新規性。 1. 不完全な輪郭検出 DeepCutを用いて、前景を抽出する。 2. 輪郭補完 Coarseネットで完全な輪郭を抽出。 Refineネットで改善。GANスタイルの目的関数を利用。 徐々に目的関数を難化させている。(カリキュラムラーニング) 3. 画像補完 Coarseネットで画像を補完、Refineネットで改善。 輪郭情報は両者のネットワークで用いる。

結果

saliency dataset: 従来法(GatedConv)、提案法のPSNRが、それぞれ29.26、29.86である。 また、提案法は、前景と背景間に適切な境界を予測しているので、誤ったオブジェクトを生み出す事が少ない。

その他(なぜ通ったか?等)