#805
summarized by : rindybell
Deep Video Inpainting

どんな論文か?

動画修復において、画像毎に修復するアプローチはモーションの情報を捉えられず、異常な出力を引き起こすことがある。 そこで、時間的一貫性を考慮する手法はあるものの、動画修復のケースに適したものは少ない。 そこで本論文では、時間的一貫性を考慮し、フィードフォワード型の動画修復法を提案する。 提案法は、現フレームと前後フレーム、さらに直前に修復したフレームを用いて、現フレームの修復を行う。
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新規性

CNNを用いて、エンコーダデコーダ的に、修復された画像を予測する。 上記設定にて、下記3種の組み合わせロス関数を提案したことが新規性。 1. 再構成ロス:正解フレームと、システムによるフレーム間のロス 2. Flowロス:フロー情報の予測誤差。Flownet2による出力を正解データとして用いる。 2. Warpingロス:生成した連続する2フレームの滑らかさを測る誤差。

結果

時間的一貫性の、目的関数に項を導入したことにより、評価データSintel framesにて、warping errorsが従来法0.0343→提案法0.0015へと大きく改善。 ビデオ品質に対する評価指標FIDについても、評価データDAVIS datasetにて、従来法0.0053から0.0046へと改善。 ただし、ビデオにocclusionがある時、彩度について不自然な結果が見られた。

その他(なぜ通ったか?等)