#310
summarized by : neka-nat
Signal-To-Noise Ratio: A Robust Distance Metric for Deep Metric Learning

どんな論文か?

ディープメトリック学習において画像対の類似性を測定するために信号対雑音比(SNR)に基づくメトリック手法を提案している。ユークリッド距離を用いた場合と比較して、SNR距離によって学習された特徴量はクラス内での距離をさらに減らし、クラス間距離を広げることができる。
placeholder

新規性

従来のユークリッド距離を用いた場合では、類似の画像を学習させた際にはクラス内の距離を縮めることしかできない。同様に異なる画像の学習ではクラス間の距離を遠ざけることしかできない。しかしSNR距離を用いた場合では類似画像学習時にクラス間距離を遠ざけ、異種画像学習時にクラス内の距離を近づける効果も持っている。

結果

SNR距離を用いたメトリック学習による画像クラスタリングと画像検索の性能の比較を行っており、両者においてユークリッド距離を用いた従来手法からのパフォーマンス向上を示している。

その他(なぜ通ったか?等)