#177
summarized by : Shuhei M Yoshida
Exploring the Bounds of the Utility of Context for Object Detection

どんな論文か?

物体検知において、共起関係や他の物体との位置関係などのコンテクスト情報が、検知精度に対してどの程度寄与するのか解析する手法を提案。 それを用いて、どのようなコンテクスト情報が検知精度に寄与するのか、またどのような誤りがコンテクスト情報により補正されるのかを評価。
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新規性

(1) 検知スコアとコンテクスト変数の張る2次元空間を離散化し、各ビンに順位を割り振るとAPを計算できる。順位付けを変えた時にAPが取りうる最大の値により、コンテクスト情報の有用性の上限を評価。 (2) 上記APの最大化問題を近似的に解くヒューリスティックを提案。

結果

(1) 単純な共起関係が最も検知精度に寄与する (2) 物体クラスによってはコンテクスト情報の効果がほとんど見られない (3) バウンディングボックスの推定精度に対しては、コンテクスト情報による改善がほとんどない

その他(なぜ通ったか?等)